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中国国産空母が初の海上試験 国防建設のノーマルな一段落に過ぎない

2018-05-14  ソース:APD NEWS 【リストに戻る】



 中国2隻目の空母が13日に大連造船所から出港し、初の海上試験を開始し、軍事マニアの興味を引いている。海上試験はこの国産空母が製造完了に近づいている証左だ。


 しかし海上試験から就役までには、一定の期間が必要だ。遼寧艦は初の海上試験から就役までの1年1カ月に渡り、海上試験を10回実施した。一部の軍事専門家は「遼寧艦の建造はほぼゼロからの開始だったが、この国産空母は遼寧艦の経験があるため、理論的には海上試験が順調に進むはずだ」と分析している。


 進水から海上試験の段階に至るまで、空母は造船所の建造中の製品であり、就役して初めて海軍所属となる。さらに戦闘力を形成するまでには、一定の時間が必要だ。


 中国はダブル空母の時代に向かいつつあるが、これも短い過渡期に過ぎない。中国のような大国は複数の空母を持ってこそ正常だ。これには長期に渡り建造を繰り返す必要がある。この全過程において、我々は忍耐力を維持し、平常心を持たなければならない。


 国の武装勢力における各軍種のうち、海軍の建設が最も複雑かつ高額だ。戦闘力の更新・アップグレードにかかる期間も最も長い。海軍は国の総合的な実力を示す、国の抑止力の重要な部分であり、空母は総合的な戦略ツールだ。空母の発展は、中国の武装勢力の一新を意味する。


 しかし空母だけでは不十分だ。中国の国防勢力のアップグレードは大規模かつ系統的なプロジェクトだ。解放軍は「常に変化」しており、新型空母の建造はその一部に過ぎない。軍事現代化は長い道のりを歩む必要があり、国の持続的な経済発展と科学技術の進歩がそれを力強く支える。中国は少なくともあと数十年をかけ、改革開放の成果を国防建設で十分に示す必要がある。


 中国人は平和を愛する。そのため、我々は国防の相対的な弱点を補わなければならない。中国はすでに正真正銘の世界2位の経済体であるが、中国が世界2位の武装勢力を持つのはまだ先の話だ。このアンバランスは潜在的なリスクを意味しており、平和を維持するための理想的な状態ではない。


 経済力が2位で高い成長率を維持していれば、さまざまな地政学的注目を集めやすい。中国がこれに見合った国防力を持てば、危険な企みと衝動を抑えつけることができる。不当な手段により中国と競争しようとする妄想を、実際の行動に移させることはない。


 中国の国力の増強に伴い、世界の平和と安定に対してより大きな責任を担うことになる。これは国際社会の中国に対する普遍的な需要だ。しかし責任を果たすためには、より大きな力が必要だ。強い遠洋海軍は、この力を持つため不可欠な要素だ。


 強調しておく必要があるが、中国が現段階でどれほど艦艇を追加しようとも、米海軍との間には信じがたいほどの格差がある。米国の既存の空母11隻はいずれも原子力を搭載しており、トン数が最大の空母の艦載機数は遼寧艦の2隻以上に相当する。また米国の原子力潜水艦は70隻以上ある。ある大国がこれほど大規模な勢力を築き上げるためには、半世紀はかかるだろう。


 米海軍とのこの差は、「陸軍3年、空軍30年、海軍100年」という言葉の真理を裏付けている。2隻目の空母の建造は重要な進歩を意味するが、これは我々が奢り衝動的になる理由にはならない。我々は前進の過程における、今日の置かれている位置を認識する必要がある。


 野心と熱意がなければ気を落とし、諦めることだろう。目を覚まし忍耐心を持たなければ戦略的なミスを犯し、自国を危険な境地に陥らせることだろう。中国の台頭は我々の自信・意志・知恵に対する長期的な試験であり、1点でも高い成績を目指すべきだ。


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